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2019/08/26
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「三越 きものゴコロ。」特別イベントのご報告

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きものSalon 古谷編集長×俳優 田村幸士さんをお招きして「五感で感じる ART×ゆかた」が開催されました

7月7日(日)七夕の午後、日本橋三越本店において、きものSalon古谷編集長×俳優・田村幸士さんをお招きして、「三越 きものゴコロ。」主催の「五感で感じる ART×ゆかた」イベントが開催されました。
当日は日本橋三越本店の本館6階美術ギャラリーツアー&日本橋三越本店店内ツアーからスタート。その後、本館7階特別食堂 日本橋においてトークショーを開催いたしました。当日はあいにくの梅雨空でしたが、皆さんの華やかなゆかた姿が店内に華を添えてくれました。イベントの様子をお伝えするとともに、ご参加いただいた皆様の素敵なゆかた姿もご紹介いたします!

ゆかたで日本橋三越へ出かけてみませんか?

日本橋三越本店 美術ギャラリー&店内ツアー

日本橋三越本店本館6階の美術ギャラリーでは、「アートギャラリーツアー」を毎週金曜日の午前11時30分より(所要時間:約30分)開催しています。今回は特別版のアートギャラリーツアーを、三越美術部のカテゴリスペシャリスト嶋田修さんによる案内で実施いたしました。参加者の方々にはゆかた姿でアートを楽しんでいただきました。

日本橋三越本店を巡る店内ツアーでは、東京メトロ「三越前」駅地下コンコースまで皆様をご案内。ここでは、日本橋三越本店「女将」の肩書を持つ近藤紀代子さんの解説のもと、 コンコース壁面に飾られている、江戸時代の日本橋の街並みを描いた絵巻物『熈代勝覧(きだいしょうらん)』の複製絵巻を見学いただきました。
皆様それぞれ新しい発見がたくさんあった様子で、「今まで何気なく通り過ぎていましたけれど、説明を伺ったことでこの絵の持つ意味や昔の日本橋の姿に惹きつけられました!」と、多くの方から感想をいただきました。

その後は、本館1階中央ホールに佇む三越の天女像や中央ホールから2階へとつながる階段壁面にある「アンモナイト」の化石を見て回り、日本橋三越本店の新しい魅力を満喫いただきました。

基本を知って、自分らしいゆかた姿を楽しんで

きものSalon古谷編集長×俳優・田村幸士さんのトークショー

ツアーのあとは、日本橋三越本館7階の特別食堂 日本橋でお待ちかねの古谷編集長と田村幸士さんのトークショーを開催。

そんなお二人の装いはというと、田村さんは今年仕立てたという〈竺仙〉のひょうたん柄のゆかた姿。古谷編集長は、白地に若芽色(淡い黄緑色)に近い菊唐草模様の絹紅梅のゆかたに生皮芋(きびそ)素材のなごや帯を合わせていらっしゃいました。生皮芋とは蚕が吐き出す最初と最後の糸のことで、本来は捨ててしまう部分だと言いますが、この部分を使用することで風合いのある帯に仕上がります。また、三分紐にはターコイズブルーをセレクト。スワロフスキーの帯留が涼しげな印象で目を引きます。

時代劇や舞台などできものを着る機会が多いという田村さん。きものの魅力やご自身の日本の文化を伝える活動についてのお話や、きものを素敵に着こなすコツとして、お父様で俳優の田村亮さんから言われたという『形無し』『型破り』のお話を披露してくださいました。
「基本を知って崩すのは『型破り』、しかし基本を知らないで崩すのは『形無し』という言葉が私の心に残っています。これは俳優という仕事に対して父がくれたアドバイスですが、きものにおいても同じではないかと思っています」と田村さん。
これに対して古谷編集長も大きく頷きます。
そして古谷編集長からは、「よくゆかたの着こなしに関してのご質問をいただくので、きものSalonのサイトではゆかたの着こなし早見表を作ったんです。ゆかたをきちんとした印象で着こなすなら、半衿と足袋をつけた方がよいと思いますよ」というアドバイスがありました。

トーク中は、東京會舘名物のデザート「マロンシャンテリー」が七夕にちなんだ特別仕様で振舞われました。皆様、素敵なデザートに舌鼓を打ちつつ、ときに真剣な眼差しで、ときに笑いを交えながらトークショーを楽しんでいらっしゃいました。

終了後、参加者の皆様からは下記のような感想をいただきました。

「ゆかたを着て参加できる機会をいただきありがとうございました。ご出席された皆さんのゆかた姿のレベルの高さに驚きました」
「きもの好きな方たちの集まりでしたので、皆さんとも仲良くなれてよかったです。またこのようなイベントをお願いします」
「田村さんの型破り、形無しのお話には共感しました。まずは基本を知ることが大切ですね」

ご参加いただいた皆さんの素敵なゆかた姿をご紹介します!

皆様とても素敵なゆかた姿でした!
これからも是非、ゆかたで色々な場所へおでかけしてみてください。
たくさんのご応募、そしてご参加をいただき、ありがとうございました。

古谷 尚子 -Naoko Furuya-
『家庭画報特選 きものSalon』編集長
1988年株式会社世界文化社入社。Men’sEx編集部でメンズファッションを担当後、書籍編集部でカリスマ美容家IKKOさんの単行本を3冊手がけ、いずれもベストセラーに。『MISS Wedding』『NEXTWEEKEND』の編集長を歴任。現在『きものSalon』の公式通販サイト「和美人百貨店」のプロデュースとバイヤーも兼務するマルチエディター。
田村 幸士 -Koji Tamura-
俳優
俳優としてドラマや映画、舞台で活躍し5月には主演舞台を務めた。
日本橋三越「男のきものフェス」、新宿伊勢丹「Isetan YUKATA Style」などきもの・ゆかたのイベントや、「伝統工芸 × 自然」というテーマで職人との対談連載などを企画・プロデュースして、様々な角度から日本文化の発信をしている。舞台「板の上の二人と三人そして一人」が8月28日~9月1日、下北沢「劇」小劇場にて公演。
https://gcp-lab.net/koji/
インスタグラム
https://www.instagram.com/kojimg/
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