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2019/11/01
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時短とキレイを叶える!帯結びQ&A【イベント報告】

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日々きものを楽しんでいる皆さんからの質問にお答えします

今回イベントに参加のお客さまは、日々きものを楽しまれている方ばかり。事前にいただいた帯に関する質問も、きもの通の皆さまならではの内容でした。今回は弓岡先生と古谷編集長がその質問にお答えするかたちで「10分でキレイに結ぶ」帯結びの方法をお届けします。

Q. 袋帯、なごや帯、半巾帯それぞれに染めや織があリます。さらに同じなごや帯でも長さはまちまち。それから夏の帯は透けるほど繊細なものまで揃います。こんなにも特徴が異なる帯をすべて同じように扱ってよいものでしょうか。

弓岡先生「お太鼓を作る時、たたむ、ねじる、結ぶという方法があると思いますが、皆さんはどうしていますか?僕はどれか一つだけではなく、どれも覚えておいたほうがよいと思っているんです。帯が短い場合はたたむ、しっかりと帯を固定したいときは結ぶなど、それぞれの帯によって使い分けてあげて欲しいんです。
夏の羅帯なんて結んだりねじったらかわいそう。シワができてしまいますしね。せっかくの素敵な帯が台無しです」

Q.半巾帯をもっと楽しみたいのですが、なかなかうまく結べません。

古谷編集長「これはぜひとも弓岡先生の「おとなの半幅帯スタイル」を参考にしていただきたいです。なんと7刷しているベストセラーの一冊なんですよ」

弓岡先生「あの本に載っている出来上がりを目指したってダメですよ。結ぶ過程だけ参考にしてくださいね。皆さん、ウエストのサイズも違えば身長も違いますね。出来上がりが違って当然なんです。半巾帯は長さもいろいろありますしね」

古谷編集長「半巾帯は360センチから420センチくらいの長さまであるんですよ。だから自由に楽しんで欲しいですね。正解はありませんから」

弓岡先生「あなたのオリジナル、ベストバランスを見つけてください。どうぞ創作帯と思って楽しんでくださいね」

Q.帯の前柄を美しく見せながら、手早く着られる方法を教えてください。

弓岡先生「帯に糸で印を入れておくとよいですよ。うまく柄が出た時に、帯を巻く1度目の、おへその位置に糸で印を入れておくと次回から柄出しが一発でできます。時間がかかる人はぜひ試してみてください。あとは切らない作り帯もおすすめします」

すべての帯を同じに扱うのではなく、それぞれの特徴を理解して結び方を変えることができたら、きものライフはもっともっと楽しむことができるはず。弓岡先生、古谷編集長ありがとうございました!

2回にわたってお送りした弓岡勝美先生ときものSalon古谷編集長のイベント報告、いかがでしたでしょうか。「三越 きものゴコロ。」では皆さまのきものライフをもっとおしゃれに楽しんでいただくために、今後もさまざまなイベントを企画してまいります。こんな企画をやってほしい!などのお声も、コメントしてくださいね♪皆さんのご参加、お待ちしております。

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