機能|時計ディクショナリー

機能

 

エスケープバルブ

潜水を目的とするダイバーズウオッチに搭載されていることが多い。飽和潜水を行う際、時計内に侵入したヘリウムガスを排出させる為のバルブ。

 

カレンダー

ダイヤル上の小窓に数字や文字を表示し、月・日・曜日などを表示する機構。

 

逆回転防止ベゼル

ダイバーズウオッチに主に見られる、一方向のみに回転するベゼル。ダイバーが潜水中にベゼルが回転してしまい、潜水経過時間を読み間違わないようにするために考案された。

 

クロノグラフ

ストップウオッチ機能の付いている時計のこと。

 

コンプリケーション

極めて高度な技術を要する機械式複雑時計の総称。ミニッツリピーター、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンドクロノグラフなどが代表例。

 

GMT

任意の2か国の時間を知ることのできる機能。時計とは別の24時間で一周する24時間針や、24時間表示する回転ベゼルによって表示する。

 

シースルーバック

裏蓋に透明なガラス素材を使用し、ムーブメントやローターの動きを見る事ができる。

 

ジャンピングアワー

時針の代わりにダイヤル上に小窓を設置。デジタル数字で時刻を表示する機構。1時間に1コマずつ切り替わる数字はジャンプしたように見える。

 

スプリットセコンド

クロノグラフの一種。2本のクロノグラフの針を持ち、ラップタイムの計測を行うことのできる機能。「ラトラパンテ」とも呼ばれる。

 

ソヌリ

毎正時や15分などの定時ごとに自動的に鐘が鳴り時間を告げる機能。ミニッツリピーターが手動での動作方式なのに対して、てソヌリは自動での動作方式。

 

タキメーター

クロノグラフの時計に付帯される機能のひとつ。ベゼルやダイヤルの外周に刻まれた目盛り。1kmを通過した時点での目盛りの数値が平均時速を表示する。

 

テレメーター

雷など、光と音の速度差を利用して音の発生場所までの距離を測ることのできる機能。

 

トウールビヨン

姿勢差による重力の影響によって生じる機械式時計の誤差を補正する機構。1795年にアブラアン‐ルイ・ブレゲが発明。

 

年次カレンダー

アニュアルカレンダーとも呼ばれる。1年に1度、3月1日に日付の修正をするだけで翌年の2月末まで日付・曜日・月を自動で修正してくれる機構。

 

ハック機能

時間を行単位で合わせる時に、リューズを引いて秒針を止めておく事のできる機能を指す事が多い。元々は傭兵などが「ハック」の掛け声で何人かで斉に秒単位で時間を合わていたことが由来。

 

パーペチュアルカレンダー

パーペチュアルとは「永久に」という意味。大の月、小の月だけでなく閏年も自動で修正し表示する機構。

 

パルスメーター

心拍数を測ることのできる目盛。クロノグラフをスタートさせると同時に脈拍数を測り始め、基準の脈拍回数に達したらストップボタンで針を止める。その時クロノグラフ針が指した、ベゼルや文字盤に示されたパルスメーター目盛りの数字が、1分間の脈拍数となる。

 

パワーリザーブ

機械式時計において、ぜんまいのエネルギーがあと何時間残っているかを示す機構。

 

ビッグデイト

日付表示において、十の位と一の位を別々のディスクで表示を行う機能。通常の日付表示よりも大きく視認性が高い。

 

フライバック

クロノグラフの作動中にリセットボタンを押すと、針がゼロの位置に瞬時に戻って何度も連続して計測を行うことのできる機能。

 

ミニッツリピーター

音で時刻を知らせる機構。内蔵されたゴングとハンマーが2~3種類の音を用い時刻を表現する。

 

ムーンフェイズ

文字盤上にある月の形で、その日の月の満ち欠けを表示する機構。月の満ち欠けの周期は29.5日なので、文字盤上の月のプレートも29.5日で半回転する。

 

レギュレーター

ダイヤル上の時針、分針、秒針が同軸上ではなく個別に配置され表示する機構。

 

レトログラード

「逆行」という意味。針が扇形を描き反復運動を行い時刻やカレンダーを表示する機構。

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