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Jens Schneider
イェンス・シュナイダー〈ラング&ハイネ〉

日本橋三越本店シェルマンブティックを訪問した時の、開放的で暖かい出会いを思い出しています。残念ながら、新型コロナウイルスはこのような個人的な接触を非常に制限し、日常生活に深刻な影響を与えました。それは、これまで以上に物事の瞬間性を思い出させ、私たちは地球がいかに傷つきやすく、一生がどれほど貴重であるかを感じさせました。
時計は、私たちの価値ある時間を効率的に使用するための日常の友です。さらに、それらは宇宙にある地球の動きにおける重要なところを切り取ったものでもあります。時間が正確なだけでいいという人もいれば、月の満ち欠けや日の出、日の入りに興味をもつ人もいます。そうした思いが、私たちと私たちの故郷である地球との間の非常に感情的なつながりを作り出します。手首に装着する手作業により製作された小さく巧妙なメカニズムが、地球の動きというものをより近い存在にしてくれます。私たちはまた、祖先が作り出した芸術的なメカニズムを現代的な手法により表現しています。古いものを捨てて、現代の代替物を使用することは、私たちの惑星ではもう許されません。私たちにとって、近代化は既存のものへの追加、充実させるということです。私たちは、この点を時計で強調したいと思います。
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Dirk Dornbluth
ディルク・ドルンブルート〈D.ドルンブルート&ゾーン〉

2019年末、私は日本橋三越にて開催していただいた時計フェアへ訪れた際、日本の皆さんとの深淵な絆を感じ受けました。皆さんが尊ぶ日本の伝統文化と同じく、私たちが手づくりする古式製法の時計に宿っているドイツの伝統的なクラフトマンシップの情熱にも共感いただきました。
私は日本へお招きいただいた喜びを昨日のことのように感じており、さらに私の時計に対するこの上ない好意的なお言葉までいただけたことは、今も大いなる励みになっております。
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Michel Parmigiani
ミシェル・パルミジャーニ〈パルミジャーニ・フルリエ〉

時間は相対的な概念であり、それはあなたの知覚と視点によって形成されます。
しかし、それがどれほど速くまたはゆっくりと進んでも、本質的に貴重なものであることは変わりません。それを無駄にしてはいけません。
時計製造の世界は、手がかり、疑問、観察、推定、仮説を掲げる無限のキャンバスであり、絶え間ない自己改善のプロセスです。
私たちの時計師も、個々の仕事の過程で毎日直面するすべての課題を、ものづくりと開発をつねに追求しながら克服しています。
時計の世界は、秘めやかで、緻密で、あからさまでない美しさがあることが、私にとっての魅力です。
つねに好奇心を刺激し、驚きにあふれていることが魅力的なのです。
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Christine Hutter
クリスティーネ・フッター〈モリッツ・グロスマン〉

モリッツ・グロスマンの手仕事による最高品質の仕上げと組み立てをご覧いただける、至高のタイムピースをご紹介します。グラスヒュッテの独立系ブランドである私たちは、この度の困難な状況下においても、卓越した職人の技をもって、皆さまの期待に応え続けていきます。
親愛なる日本の皆さまのご無事を心よりお祈り申し上げます。グラスヒュッテの人と町を想い、その発展に貢献したモリッツ・グロスマン。今は世界にとって困難な状況ではありますが、彼の精神のもとに作られる、私たちの新しい「最も美しいドイツの職人技」と共に、日本へまた戻って来ることを楽しみにしています。そのひとつである、昨年イベントにて紹介した「ハマティック」の、世界で最も美しい仕上げ、そして独自の動きをぜひご覧ください。
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Bastien Vuilliomenet & Johan Storni
バスティアン・ヴィリオメネ&ヨハン・ストーニ 〈ランディ・ブルー〉

古代から、ヘビは生殖能力、再生、後見、および治癒の象徴でした。
ギリシャ神話では、癒しの神アスクレピオスは、蛇が巻かれた棒を持って立っているとしばしば説明されていました。 「アスクレピオスの杖」として知られ、医学の象徴とされていました。
私たちが今直面している非常に奇妙で困難な時期に、私たちは強い希望を象徴する作品を作りたかったのです。蛇の姿を選ぶことは、私たちのプロジェクトにとって理想的で意味のあることのように思われます。
Ref.1120-UP“ Vipera Aspis Blue Green”(アスプクサリヘビ)のシリーズは、1年に1本ずつ発表する予定です。またこれは、動物をテーマにしたユニークピースの次のシリーズの出発点でもあります。それぞれの動物のデザインは、いくつかの配色で製作し、すべてユニークピースです。
グラン・フーエナメルの難しい技術を最大限に活用し、自分自身に挑戦するために、このシリーズのすべての動物は鱗で覆われた種になります。私達は皆さまの健康を願っています。
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Serge Michel
サージュ・ミシェル 〈アーミン・シュトローム〉

弊社は、可視化されたムーブメントの魅力ということを社是としています。なぜなら、時計職人の技がダイアルやケースの中に隠れてはいけないと私たちは信じているからです。ですから、私たちの時計で時間を見るということは、ムーブメントの奥深さを見ることでもあるのです。
私たちは改善と革新に情熱を注いでいます。私たちは、ウォッチメイキングのアイデアを再考し、それらを私たちの工房で独自の機構に変換して、それがしっかりと目に見え認識できるようにします。これが私たちの時計の定義です。そうすることで、ムーブメントの機能、美しさ、洗練された姿を明らかにし、ユーザーが可視化されたムーブメントへの情熱を共有できるようにします。
私たちの時計は、ウォッチメイキングのアイデアを新しく解釈することで、時計愛好家が興味を持ち、それを共有したいと思わせるようなウォッチメイキング芸術の進化のストーリーを伝えるものです。そして私たちは、そのようなストーリー作りを決してやめません。
これらの原則は、三越とのパートナーシップでも見出されました。2020年2月の初めての店舗訪問とプレゼンテーションのことを思い出します。オープンスペースとコレクターとの直接の会話は、弊社にとって、東京における最高のスペースであり瞬間でした。そして今日、三越ファミリーの一員となれたことを非常に誇りに思っています。
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Torsti Laine
トルスティ・ライネ〈ライネ〉

私は、昨年の12月、三越で自分の時計についてのプレゼンテーションをするため、初めて日本を訪問しました。それはとても思い出に残る経験でした。2020年はこれまでになく困難な年ですが、小さな企業を営んでいる私にとっては最高の年になりそうです。というのは、これまでよりも4倍の大きさの新しいアトリエに引っ越しすることができました。そして秋には、初めての従業員を雇うことになりそうです。私はたくさんのアイデアを持っています。この新しいアトリエで、私はすべてのことを完結できますので、新しいものをより早く作ることができるでしょう。
皆様が、日本橋三越で開催されるワールドウォッチフェアで、新しく興味深いものを見つけていただければ幸いです。そして、すべての独立時計職人を代表して、私たちへのご支援、関心を持っていただいていること、そしてそこから生まれた友情に感謝いたします。
ル・ロックル、晴天の山あいの村より
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Stefan Kudoke
ステファン・クドケ 〈クドケ〉

時は流れてゆく……。 悪い時はこの事実に満足し、良い時はそれを押しのけようとします。
困難な時期こそ楽観的で前向きに行きましょう。今回のような危機によって私たちは本当の価値を考えさせられるでしょう。独立した時計職人の、真の職人技が再びより高く評価されているので、私はこれらの発展を前向きにとらえています。
伝統的な時計職人の技に対する評価が、特に高い日本への次回の訪問を楽しみにしています。 それまで、この美しい時計展(イベント)で時間をつなぎましょう。
楽しんで健康を維持しましょう!