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2019/05/27
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【プロカメラマンがレクチャー】 「スマホで撮るフォトジェニックな時計撮影テクニック」のイベントを終えて

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3月30日にWWG公開イベント「プロカメラマンがレクチャー スマホで撮るフォトジェニックな時計撮影テクニック」を開催しました。
今回、講師をしてくださったのは時計や料理、人物などを幅広く撮影し、雑誌や広告などを中心に活躍されているプロカメラマンの高橋和幸さんです。高橋さんはご自身も無類の時計好きということもあり、プライベートでも時計の撮影をよくされているといいます。

時計撮影を成功させる、プロの撮影技術を学ぶ

小さい世界の中に、精巧な技術が集約された時計は、たとえプロカメラマンであっても難しい撮影です。となれば、アマチュアなら格闘するのは当然です。そこで今回はプロカメラマンの技術をアマチュアでも実践できるコツを高橋さんにレクチャーいただきました。


まず行いたいことが撮影する時計の特長を十分に理解し、この時計をどう見せたいのか? どのディテールを強調したいのか? 今日はどんなシーンで撮影するか? などを決めることが大切だと高橋さんはいいます。
それらの撮影設定を決めたら、以下のポイントを意識して撮影を進めていきましょう。

スマホで時計をフォトジェニックに撮影する5つのポイント

1.構図
時計のクローズアップさせたいポイントを決めて、そこを強調する構図作りをする。

2.光の活用
太陽光を直接、時計に当てるのではなく、レフ板に模した白い紙などで優しい光にする。

3.時計のシーン設定
時計のテイスト・カラー・質感を強調する背景やシーンをつくる。

4.シャッターチャンスは逃さない
光やアングルを微妙に変えて、シャッターを何回も押していく。

5.スマホアプリの活用
撮影後は写真の明るさやコントラストなどをアプリを使用して調整する。


これらを意識して、みなさんに撮影していただきました。

まずは実践あるのみ!経験が技術を育てる


皆さんの悩みであった
「文字盤が光る」、「白い文字盤が白く映らない」、「時計のベルトのディテールが映らない」などを解消するために、5つのポイントを意識しながら撮影をしていただきました。
最後には今日撮影した中からお気に入りを一枚選んで、最後のアドバイスを高橋さんにいただきました。

皆さんからは、
「今日はとても勉強になりました。今までは手探りだった撮影方法が理論として理解できました」
「時計に限らず、モノを撮影するときにも応用できるテクニックばかりだったのがよかったです」
「今までは何となく撮影していましたが、きちんとシーンを作る、光を利用することを意識することができそうです」など、プロの技を学べたことに、皆さん喜んでくださったようです。

今後も様々なイベントをご用意いたしますので楽しみにしていてください。

Photography by Keita Takahashi(トップ画像は除く)

 

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