「神の手をもつ」と称されるミシェル・パルミジャーニ氏は、1976年に機械式時計やぜんまい仕掛けの人形 (オートマタ)などを修復するアトリエを開業しました。自らの名を冠し立ち上げた、<パルミジャーニ・フルリエ>社のものづくりの特徴は、「修復」を通し遥か昔の傑作から、先人たちの知恵や創造力を学ぶことで、その知識と経験を取り入れるだけでなく、創業者であるミシェル氏のデザイン理念を貫き、古典にとらわれない現代の時計を生み出している点です。
この度、創業者であるミシェル・パルミジャーニ氏が来日しイベントを開催いたします。
今回の来日では、<パルミジャーニ・フルリエ>が修復した過去のアートピースをスイス本社より特別に持参します。過去の名品をご覧いただきながら、ミシェル本人によるプレゼンテーションをお楽しみください。
イベント概要
日時:2019年9月21日(土)15:00~
場所:日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー
ミシェル・パルミジャーニ氏とは
1950年、スイスのヌーシャテル州クーヴェの生まれ。1976年に修復専門の時計工房を開設後、その技術を評価され1980年よりサンド・ファミリー財団が収蔵する膨大なコレクションの修復・保守を担当するようになりました。最も有名な修復の1つがアブラアン・ルイ・ブレゲにより1829年に製作されたシンパティッククロック(同調時計)の修復です。あまりの複雑さから専門家の間でも修復不可能とされたものの、1600時間もの期間を掛けて修復に成功し、大きな注目を集めました。
1996年、サンド・ファミリー財団の支援を受け自らの名を冠した「パルミジャーニ・フルリエ」を設立。文字盤からケース、針に至るまで製造可能なマニファクチュールを擁し、未来においても修復に値する普遍的な美しさを備えた時計を作り上げています。
◆パルミジャーニ・フルリエ
トリック エミスフェール レトログラード
18KRGケース、自動巻、3気圧防水、ケース径42.8mm
3,200,000(+税)
ふたつのムーブメントをひとつのケースに収め、それぞれが別々の時刻表示を担う懐中時計の修復からインスピレーションを得て開発された<エミスフェール>。GMTの複雑機構として、一つのムーブメントでありながら分単位で二つの異なる時刻表示を可能とし、それぞれにデイ/ナイト表示が付いた表示窓がつくことで、各タイムゾーンの昼夜が一目わかる利便性を備えます。黄金比に基づくデザイン性、古典的なギヨシェダイヤルやケース加工の美しさも魅力です。
※価格はすべて税別です。
※2019年9月30日(月)までにお渡しとなる商品につきましては消費税率8%となります。
※2019年10月1日(火)より消費税率が変更されます。