WORLD WATCH FAIR
2017/08/28
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【WWF2017】年に一度の祭典、ここは見逃せない!担当者の声 Vol.2 独立時計師

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時計は時を知るための道具であると同時に、美術品や工芸品としての顔も持ち合わせています。
そんな時計をモノづくりの視点から楽しめるのが、「独立時計師*」と呼ばれる方々の作品です。

彼らの独創的な発想や技術に、担当者も毎度驚かされています。
すでに時計好きの方もそうでない方も、このフェアを機に時計の持つさまざまな顔をじっくり堪能されてみてはいかがでしょうか?今回は、そんな独立時計師の方を3名ご紹介します。

*独立時計師とは…ブランドや企業に属さず、個人でアトリエを構えて独自の時計を製作する人のこと。

 

クリスチャン・ヴァン・ダー・クラウ
CHRISTIAN VAN DER KLAAUW

長くこの世界で活躍してきた時計師クリスチャン・ヴァン・ダー・クラウ。惑星の動きを解析し、それをゼンマイと歯車によって時計で表現するという困難な作業に立ち向かいます。それは、幼少期から続く天文学への飽くなき興味と情熱ゆえだそう。1994年にはそれらを腕時計サイズにすることに成功して、有名ブランドへの技術提供も行っています。

アントワーヌ・プレジウソ 
ANTOINE PREZIUSO

時計製造を生業とする家に生まれたアントワーヌ・プレジウソ・は、スイス・ジュネーブの時計学校を主席で卒業後、高級時計ブランド、有名オークションハウスの時計修復部門を経て独立。1981年にアトリエを設立し、1995年には独立時計師アカデミーの会員になるなど、華麗なる歩みを続けている一人です。トリプルトゥールビヨン、メテオライト(隕石)のケース、オートマタ(からくり時計)など、天才的な技法と美的感覚に裏打ちされた独創的な世界観に、時計愛好家の垂涎の的となっています。

スピーク・マリン 
SPEAK-MARIN

高級アンティークウオッチ店で時計修復に従事していたイギリス出身の時計師、ピーター・スピーク・マリン。更なる高みを求めスイスの時計学校へと入学、複雑時計の工房などを経て、2000年に独立。その後自身の名を冠したブランド「スピーク・マリン」を設立しました。すべての時計にラウンドケースを採用し、ラグは直線的、大きなリュウズが特徴。エングレービングなどの伝統的な装飾技法にもこだわり、モダンさの中にも温もりを感じる時計に愛好家の注目が集まっています。

 

 

WORLD WATCH FAIR 情報

会期:2017年8月16日(水)〜28日 (月) *最終日は18時閉場
店休日:8月22日(火)
会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
   
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