WORLD WATCH FAIR
2019/10/15
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三越ワールドウォッチフェア イベント報告 <ヒコ・みづのジュエリーカレッジ>1時間でわかる機械式時計講座を開催しました。

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今年8月、三越ワールドウォッチフェアにおいて「ヒコ・みづのジュエリーカレッジによる1時間でわかる機械式時計講座」を開催しました。

講師を務めてくださったのは、ウォッチ(時計)のメンテナンス技術が学べる専門学校「ヒコ・みづのジュエリーカレッジ」のウォッチメーカーコース講師、小倉政人先生です。早速イベントの様子をご報告いたします。

「機械式時計」と「クオーツ式時計」の違いとは何か?

腕時計は大きく分けて2種類あります。一般的に広く使われている時計の多くは電池式のクオーツ時計です。水晶振動子を使って電池で正確に時を刻んでいきます。 また、高級時計の多くは機械式と呼ばれるゼンマイ駆動の時計になります。これはゼンマイと歯車で制御しているので電池を必要としません。 機械式をさらに分類すると歩いているだけでパワーリザーブされる「自動巻」と、チョロQの様に手動でゼンマイを回す「手巻き」の2種類があります。

「機械式時計」が正確に時を刻む理由とは?

機械式時計は、巻き上げたゼンマイがほどけようとする力を利用していますが、そのままではチョロQのように瞬時に元に戻ってしまいます。それらを制御するのが「調速脱進機」(てんぷ、アンクル、がんぎ車)です。これらの作用によって一気にほどけようとするゼンマイを調整して、正確な動作をします。

キャリバ―6497の組み立て体験で機械式時計の構造を知る

当日はヒコ・みづのジュエリーカレッジで最初の組み立て授業で使用する、径36.6㎜のキャリバ―6497を使って組み立て体験をしていただきました。 時計組立用のピンセットやドライバー、おさえ棒、ルーペを駆使して、驚くほど小さなネジを留めたり、絶妙な力加減で歯車をかみ合わせたりをしていきます。 ご参加いただいた皆さまは四苦八苦しながらも、貴重な体験を楽しんでいただけたようです。

機械式時計の原理は決して複雑なものではありません。しかし、だからこそ大切に使うことで人生のパートナーとして長く愛用でき、また大切な人へ受け継ぐこともできます。機械式時計の魅力をより深く知って、自分好みの1本を見つけてください。

 

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