おしゃべりきものゴコロ。
2020/12/08
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気持ちも新たなお正月。着物はじめは自分らしいコーディネートで

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真新しい気持ちで迎える新年。「着衣(きそ)はじめ」という言葉もあるように、江戸の昔からお正月には新しい着物を新調する習慣がありました。パッと晴れやかな着物をまとって新年の挨拶へ、はたまた自分好みの着物に身を包んでお家でのんびり一杯(!?)な正月休み。さて、どんな着物はじめにいたしましょう。

お世話になっているあの人へ新年のご挨拶

まずご紹介するのは、気持ちも華やぐフレッシュな若菜色に七宝文様をあしらった飛び柄小紋。七宝文様の中にもさらに小さく亀甲や青海波など、おめでたい文様が配されたお正月にぴったりの1枚です。

着物に描かれているのと同じ七宝文様の名古屋帯を合わせて「七宝尽くし」のコーディネート。ブルー、オレンジ、グリーンとカラフルな色使いもリンクして、上品ながらも弾むような楽しさです。お出かけのお供は松竹梅を縫い取ったたっぷり刺繍のストールを。
※小紋 132,000円 絹100%
 西陣名古屋帯 165,000円 帯芯・お仕立付、絹・その他繊維
 <さんび>帯締め 16,500円 絹・その他繊維
 <さんび>帯揚げ 16,500円 絹100%
 <神田胡蝶>草履 33,000円 牛革・他
 ※ストールは参考商品です。

羽子板に独楽回し、お正月遊びを描いた染帯に締め変えれば、たちまちこなれた雰囲気にカジュアルダウン。深い海老茶色の帯には、粋な配色の帯揚げが似合います。
※染名古屋帯 63,800円 特別提供品、帯芯・お仕立付、絹100%
 <龍工房>帯締め 19,800円 絹100%
 <さんび>帯揚げ 16,500円 絹100%

おせちに日本酒、お家でのんびり正月休み

シワになりにくく、自宅でお手入れOKな東レシルックはおうち着物にもぴったり。落ち着いた墨色地に鹿の子文様でおおらかな葉っぱを描いた小紋は着まわしもしやすく、お正月はもちろん何かと出番の多い1枚になりそうです。

帯はキュッと軽い締め心地の博多織の名古屋帯。そこへプラスしたのはひょうたんの徳利とお猪口がモチーフの帯留です。お酒にほんのり染まった頬をイメージして、朱色の帯揚げを選べば「ほろ酔いコーデ」の完成です。
※<東レシルック>小紋 52,800円 ポリエステル100%
 <西村織物>博多織名古屋帯 165,000円 絹100%
 <T.O.D>帯留 8,250円 シルバー
 <さんび>帯揚げ 16,500円 絹100%
 <菱屋カレンブロッソ>カフェぞうり 18,590円 鼻緒・天:PVC(塩化ビニル)台:EVA
※価格表記のないものは参考商品です。

締め付けが少なくラフに結べる半幅帯ならよりくつろいだ雰囲気に。「事を成す(ナス)」の掛け言葉から縁起物とされる茄子モチーフの帯留をお守りに、新年の抱負を立てるのも一興です。
※<kosode>半幅帯 39,600円 表地:絹100%、芯地:綿100%
 <T.O.D>帯留 14,300円 シルバー・ラピスラズリ
 三分紐は参考商品です。

お正月は着物を楽しむ絶好の機会、お出かけ派もおうち派も、自分らしいコーディネートでお正月の着物を楽しんでくださいね。

スタイリング・文 大川枝里子

※掲載の商品は、日本橋三越本店本館4階呉服フロアにて、ご紹介しております。

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 大川 枝里子
 Eriko Ookawa

 着物スタイリスト・着付け師

 着物や昔ながらの暮らしの楽しみ方を紹介するwebサイト「kifkif」を主宰。
Instagram:kifkif.me

 

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