日本には古くから数々の文様が伝えられてきました。ハレの日には幸せを願う吉祥文様を主役に、はたまたここ一番の日にはお守りのように小物に文様を忍ばせて…願いや自分だけの物語を文様に託せるのは、着物ならではの楽しみです。
※タイトルの帯留
<松原智仁>帯留 かさ松 17,600円 シルバー
<松原智仁>帯留 鈴なり 17,600円 シルバー
※三分紐は参考商品です。
〔三越伊勢丹オンラインストア取扱い商品〕
季節の楽しみを装いの中に
雪の結晶を意匠化した「雪華文」。江戸時代後期に雪の結晶を観察した「雪華図説」が刊行されると、この繊細な雪華文は瞬く間に人気の文様となったそうです。現代でも人気の雪華文を蒔絵と螺鈿とでキラキラと表現したかんざしは冬のとっておきです。
※<かづら清老舗>かんざし 雪の結晶 60,500円
〔三越伊勢丹オンラインストア取扱い商品〕
小さいけれど、存在感のある帯留は季節モチーフを取り入れるのにぴったりのアイテムです。キラリと輝く橙を乗せた鏡餅、揺れる羽根が楽しい羽子板に長寿を表す蓑亀、お正月のワクワクする気持ちを帯留に託して新春のコーディネートに。
※<アトリエNOBU>帯留 鏡餅 19,800円 シルバー・スペサルティンガーネット
<アトリエNOBU>帯留 羽子板 19,800円 真鍮・銀
<アトリエNOBU>帯留 亀 19,800円 シルバー
※三分紐は参考商品です。
〔三越伊勢丹オンラインストア取扱い商品〕
幸せを願う吉祥文様
吉祥文様といえばの「松竹梅」。古くから愛されてきた文様ゆえに、その表現も様々です。優しいペールカラーで織りだした松竹梅の帯は、合わせる着物や小物で印象の変わる使いやすい1本。これからの季節なら、紅白や千歳緑などお正月を感じる引き締めカラーをプラスして、晴々とした着こなしに。
※西陣名古屋帯 165,000円 帯芯・お仕立付、絹・その他繊維
<三越伊勢丹の絹・三煌>色無地 308,000円 絹100%
〔日本橋三越本店取扱い商品〕
成長が早く、強い風に吹かれても折れないしなやかさを持つ竹は「生命力」の象徴です。パキッとした配色は“竹を割った様”に潔く鮮やか。一見派手に見えるカラーリングの帯揚げも、実際に使った時にはチラリと見えるこの色の強さが丁度良いアクセントに。竹の生命力、色が持つ力強さも味方につけたパワフルな帯揚げは開運アイテムになりそうです。
※<加藤萬>帯揚げ 19,800円 絹100%
〔日本橋三越本店取扱い商品〕
最後は宝尽し文様の中に描かれるひとつ、「隠れ蓑」をモチーフにした繊細な銀線細工の帯留です。天狗の宝物とも言われる隠れ蓑は、着ると姿が見えなくなることから災厄から身を守ってくれる道具の一つとされています。合わせる着物や帯を選ばないさりげないデザインだから、どんなコーディネートの日にもお守りがわりに身に付けたくなります。
<松原智仁>帯留 隠れ蓑 17,600円 シルバー・K18コーティング
※三分紐は参考商品です。
〔三越伊勢丹オンラインストア取扱い商品〕
スタイリング・文 大川枝里子
※日本橋三越本店取扱い商品商品は、本館4階呉服フロアにてご紹介しております。
三越伊勢丹オンラインストアでは「華むすびのはつはる支度」を開催中です。
(1月12日(火)まで)