MAINTENANCE
2017/08/09
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日本橋三越本店 ─時計クリニック物語─ 時計メンテナンスのススメ VOL.1 オメガ編

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自らが選んだ人生最良の一本も、代々受け継がれてきた一本も、時計への想いを感じながら、永く愛するためのメンテナンスストーリーをご紹介します。
「時計メンテナンスのススメ」第一回目は、1960 年代に購入されたオメガ シーマスターをオーバーホールする様子をレポートします。

VOL.1
今回のブランド :オメガ シーマスター コズミック
製作年代    :1960 年代
キャリバー   :cal. 601

 


今回、時計クリニックに持ち込まれた時計は、オメガ シーマスター コズミック。所有者であるUさんは「叔父から受け継いだ時計を蘇らせたい」という思いを抱き、時計クリニックへ。まずはどのように使用されていたかを U さんからヒアリング。経年変化、またほぼ使用していなかったということもあって、専門設備の整った時計クリニックで詳細な検査とオーバーホールをすることになりました。



7 名の時計師を要する時計クリニックは、時計クリニックが長年提携する時計工房。今回オーバーホールを担当してくださる岸本幸一郎さんにお話しを伺いました。

FEATURE

オメガ シーマスター コズミックの特徴

①: 裏蓋のないワンピース構造


密封性を高めるため、この時計は裏蓋のないワンピース構造となっています。ケースを開けるときも、オメガ社の専用工具を使います。

②: プラスティック製の風防


この年代の時計に多くみられる、プラスティック製の風防です。傷がつきやすいのですが、この年代の時計特有の味わいがあります。

③: cal.601


1960 年代半ば、オメガ社が開発したキャリバー 601 を使用。手の届きやすい価格でありながら、手巻きの名機として、人気を博しました。

VOICE

オーバーホールの重要性とは...

1960 年代に購入されてから、長くオーバーホールされていなかったようで、2番受けに乾燥した潤滑油がこびりつき、黒くなっていました。そのままにしておくと金属が摩耗する原因になるため、今回オーバーホールしたのは、いいタイミング だったと思います。

時計クリニックでオーバーホールを体験したUさんのコメント

叔父から譲り受けたものの、どのようにしたら自分使いできる時計になるのか、よくわからなかったのですが、時計クリニックがとても丁寧な対応してくれたので、安心しておまかせできました。
譲り受けたときには、ベルトが外された状態だったので、今度は自分の気に入ったベルトをつけて、どんどん使いたいと思います。時計ベルト選びも相談したいですね。

 
 
 
 
 
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