ワールドウォッチギャラリーおすすめ！2020年新作注目アイテムのご紹介

今年の新型コロナウイルスの感染拡大は、皆様の生活にも大きな影響をもたらしてしまっているかと思いますが、時計業界にも歴史的にみても大変大きな出来事がありました。
毎年春に開催されていた世界的な時計の見本市「ウォッチ＆ワンダーズ（旧ジュネーブサロン）」と「バーゼルワールド」が中止となってしまったのです。世界中の名だたるブランドが一堂に会し新作を発表するこのビッグイベントには、毎年各国のバイヤーやメディアが現地に赴きこの見本市で発表された商品をその場で買い付け、その年の計画をたてていたのでそのインパクトは大変大きく業界全体が騒然となりました。

しかし、先日まったく新たな形でウォッチ＆ワンダーズの参加ブランドの新作が世界中にお披露目されました。それはWEB上の新作発表です。
まさに時計業界にも新たな変換期がきていると思わざるをえないエポックメイキングな出来事だと思います。

そんな中、是非お勧めしたい新作をご紹介いたします。
ボーム&メルシエの角型コレクション「ハンプトン」です。

ボーム＆メルシエというブランドは、1830年にスイスで設立された歴史のある高級時計ブランドです。
高品質で優れたデザインの時計であると同時に高いコストパフォーマンスもその魅力のひとつです。
時計好きの方にもこれから初めて本格的な時計をお求めになる方にも、両方にお勧めできるブランドです。

今年全面的にリニューアルした「ハンプトン」コレクションですが、1920年代に流行したアールデコスタイルを基調とした幾何学的な美しさが際立つデザインです。

直線的でシャープな印象のケースですが、じつは柔らかな曲線で構成されており、ラグの部分も柔らかなカーブを描いてストラップ部分へ流れているので、ケースとストラップにより一体感が生まれ腕に着用した時のデザインバランスも良く、また大切なこととして、付け心地にも快適さをもたらしてくれると思います。この「付け心地」はとても大切なポイントです。
そして今回個人的に一番目を奪われたのがダイヤルです。古典的なレイルウェイミニッツトラックが採用されていますが、ダイヤルはシルバートーンですがこのレイルウェイトラックにはグレーがカラーリングされています。
さらに針はブラックルテニウムコーティングと、統一感がありながら個性あふれるカラーリングが目をひきます。
さらにメンズはシンプルな中3針モデル、スモールセコンド＋デイトモデル、ビッグデイト＋デュアルタイムモデルと3型発表されましたが、見てわかるように機能がすべて12時から6時にかけてのセンターラインに集約されており、ここにもアールデコスタイルが伺えより洗練されたデザインへと昇華しています。

この時計は一見シンプルですが実は細かいデザインから装着感、機能面までディテールにこだわりしっかり計算されて作り込まれた時計だと思います。「スーツを着た時にこの時計をあわせたらかっこいいだろうなー」なんて、腕にはめた時の姿を思わず想像してしまう魅力的な時計です。

レディースもシンプルなシルバーカラーダイヤルの他、ブレスタイプやダイヤモンドがアクセントのMOPダイヤルのタイプも用意があります。
ベルトはご自身で付け替え可能になっており、ストラップのカラーヴァリエーションも豊富なので気分やTPOにあわせて気軽に付け替えられるのも嬉しいポイントです。搭載するクオーツムーブメントは7年間連続動作可能な新ムーブメントです！！

色々書いてしまいましたが、何より「かっこいい！！」「つけてみたい！！」と直感的に心をときめかせてくれる時計だと思います！！