WORLD WATCH FAIR
2018/06/20
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【WWF2018】SIHH&BASEL REPORT 2018 Vol.5 By 日本橋三越本店

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バーゼルワールド2018は、昨年に比べて出展ブランドが半減し、会期も2日短縮されました。そんなことから開催前には不安視されたものの、実際にふたを開ければ例年と変わらぬ充実ぶり。SIHH2018が高級時計に絞っているのに対し、バーゼルはよりライフスタイルに向き合い、時代の先鞭となります。そんな注目のトレンドと新作時計を紹介します。

Vol.5
「時計だってアスレジャー」

ファッションの世界は、いまやスポーティカジュアルが席巻していますが、なかでも“アスレジャー”と呼ばれるスタイルが注目を集めています。これはアスレティックとレジャーを組み合わせた造語で、エクササイズやランニングができるような機能性と、街着としても違和感のないファッション性を併せ持ちます。それが健康志向で、より自由に多様化する現代のライフスタイルにマッチするのです。そしてその傾向は時計にも見られます。クロノグラフや先進素材を採用したモデルが、よりスポーティでカジュアルなテイストに一新し、これまではマニアックな時計愛好家好みだったスケルトン文字盤もよりコンテンポラリーな魅力を増しています。本格でいて、リラックスしたファッションを腕元から格上げする効果も見逃せません。

 

<ハリー・ウィンストン>プロジェクトZ12/OCEAHR42ZZ001
自動巻、ザリウムTMケース、ケース径:42.2mm、10気圧防水 [世界限定300本] 3,078,000円
*10月発売予定

独自開発による特殊合金ザリウムTMを採用したプロジェクトZシリーズは、第12作を迎え、それまでのシンボルだったアシメトリーなダイヤルレイアウトから、同心円状のシンメトリーなデザインになりました。とはいえ通常の時分針に見える2本の針も、上下に分かれてレトログラード運針し、時分を計時します。そんなユニークな針の動きも躍動感が伝わります。

 

<ゼニス>デファイ クラシック/95.9000.670/78.R584
自動巻、Tiケース、ケース径:41mm、10気圧防水 756,000円

ブランドの次世代スポーティラインになる「デファイ」に、三針モデルが登場しました。スケルトンのデザインは人気のクロノグラフモデルと統一し、幾何学的なオープンワークが施されたフェイスが近未来を予感させます。その奥に覗く自社ムーブメントのエリートは、シリコン製の脱進機を採用し、1994年の発表以来、完成度に磨きをかけました。

取材・文 柴田 充
Event Photography by Yoshinori Etoh

*価格は全て税込み、2018年5月末日時点での予定価格です。為替変動などの諸事情により価格が予告なく改定される場合がございます。

 

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